夫は野菜が大嫌いです。バーベキューに出てくる玉ねぎの輪切りだけは食べられると、胸を張って言います。とんかつなどの付け合わせのキャベツやレタスも、できれば食べたくない。ウリ科を連想させるスイカも食べられない。
「実家でどんなご飯食べてたの?」と訊くと、ごはんとお肉は食べて、野菜は残していたそうです。「そんなことして、お母様が泣いてるわ!」と注意したのは言うまでもありません。
しかしながら、今度困ったのは、妻になった私です。さすがに気を使って、なんとか食べようと努力してくれるのですが、顔が「まずい…」と語っています。作るコチラとしても、まるでいじめているようで、申し訳ない思いになります。
そこで、「野菜を好きにならなくてもいい。気にしなくなればいい」を目標に料理をするようになりました。喜んでたべてくれなくていい。ただ、なんとなく食べてしまっていた、くらい気にならないようになってくれたら嬉しい。とにかく、肉ばかりの食事では、生活習慣病まっしぐらです。
翌日から始めたのは、野菜のスライス、みじん切り、ペーストの利用。それから、お肉との合わせ技。出汁やコンソメスープに頼る。一番分かりやすいのが、ピーマンの肉詰め。ピーマンに軽くコンソメで味付けし、お肉を調味料で少し、風味を強くしておくと、どうやらピーマンが気にならないようでした。あとキャベツと豚肉のミルフィーユ蒸しも食べられました(実は薄くスライスした人参も入っています)。
気がつくと、夫も「野菜を食べる」という行為に慣れてきて、少しずつですが、食べられる野菜が増えてきました。
いい歳になれば、好みを変えるのは非常に難しいと思います。私も嫌いな食べ物はなかなか箸が進みません。でも、「二人元気にずっと一緒にいたいね」と殺し文句を言って、できるだけ野菜が気にならないような料理を出しています。あの手この手で健康のために野菜を食べさせる毎日です。血液サラサラにな~れ!
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